日本の平均賃金・給与が30年間横ばいで上がらないと言われ続けて久しいが、経済学者や識者が言うもっともらしいこじつけとは違う観点で、氷河期非正規雇用のまま今日まで生き抜いてきた現在無職の最下層民である私ことしぇす太が真相をえぐります。
失われた平成30年間の日本経済
G7先進国はこの30年間で平均給与が40%以上増えてるのに対し、我が国日本は僅か4%しか増えていない。
これは日本の上層部がケチだからに他ならないが、30年前から物価もほとんど変わっていないので仕方ないのかなと国民が勝手に思ってしまう部分もある。
今から30年前といえばバブル絶頂期から崩壊に至るまでの期間であるが、日本が最もイケイケであった時代であるので、その絶頂期のレートをキープしているだけすごいのかもしれないし、本当ならもっとデフレが進行して給与も下がり続けていてもおかしくはないのだが、国がそれを維持しつつもその分を消費税で補填してるから、一般層の暮らしは30年前よりも明らかに一律貧しくなってるというわけだ。
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日本の平均賃金が上がらないのは非正規雇用が増えたから?
専門家が言うにはそうゆう事らしいのですが、当時から私は非正規雇用を拡大した方が経営者側は儲かるはずだし、この先どんどん高齢フリーターが増えるのだろうなぁという実感はありました。
なので自分が20代後半になってもアルバイトでいることに対してそんなに焦りもありませんでした。
自分は最初から正社員を目指してもなりたいとも思わなかったのでアレですが、同世代で就活に死苦八苦してる人たちからすれば、かなり氷河期のあおりを喰らったものだと思われます。
その結果我々氷河期(団塊ジュニア)世代は数が多いのに結婚や出産を諦めた人が続出したため、いっきに少子高齢化が加速しました。
この時(90年代後半)に政治がもっと正規雇用の幅を広げて出産による恩恵を掲示していれば団塊ジュニアの数で少子化は防げたはずですが、もう後の祭りであるので今更なのですが、このツケは確実に十数年後の近い未来に自国を圧迫することになるでしょう。
自業自得ってやつです。
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労働組合に入ってストすればいいのか?
給与が上がらないなら組合に入ってストすればいいじゃないか。
確かに昔(昭和)はそうでした。
が、平成に入ってから何もかも安定しきってある程度飼いならされた状況下において、わざわざリスクを負ってまでストしようなどと考える者は少数派となり、上層は脅威を感じなくなることで更につけあがり、完全に雇用主と雇われ側(奴隷)の主従関係が明確になり、賃金をあげなくても奴隷がおとなしく働くという経営者(上層)にとっての理想郷が成立してしまいます。
最近のCMでもありますが、非正規雇用の弱い立場の労働者が雇い主に対して「給料を上げてくれ」とは言いにくいものです。
何故なら「嫌なら辞めてもいいよ」と返されたら引き下がるしかないどころかその後居づらくなるというデメリットを考えると言えるはずがないのです。
よっぽど職場において自分の能力に価値があると客観的自覚があれば自信満々に言えるかもですが、そんな人は一握りですし、非正規であれば正社員の誘いを受けることでしょう。
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奴隷が組織に殉じて思考停止で甘えているのが原因では?
給料が上がらなくても物価も上がっていないので、生活は最低限できるため、現状維持に甘んじてしまう人が大多数なのです。
毎日一回は「会社なんて辞めてやる!」って思うことがあっても、家に帰ればその気持ちは忘れてしまうし、毎月一定の給与が入ることの安心感には変えられないのです。
つまりほとんどの組織に属す労働者は思考停止でルーティンを繰り返すのです。
デキル人だけがそこから抜け出す時期を見据えてひっそりと脱獄を決行するのです。
下層ども働くな!お前等のせいで給料が上がらないんぢゃ!!
結局賃金が上がらないのは低賃金でも真面目に勤務する下層民(奴隷)のせいなのです。
もし奴隷の過半数が首輪をちぎって抜け出したとしたら、経営者側はまた広告を出して社員を急募しますが、これまでよりも給与を少しアップして人を募る事でしょう。
それでも人が集まらなければ更に額を上げるでしょう。
つまり非正規雇用の下層民はすぐに飛びついちゃダメなんです。
時給が2千円に設定されるまで、ジッと働かずに耐え忍ぶべきなのです。
貯金がないからすぐに働かなきゃ生活できないというバカは、すぐに生活保護を申請してからハローワークとの提携で仕事を見つければよいのです。
お前等が最低条件で雇用主と契約してしまうために、結果としていつまでも底辺労働の賃金は上がらず、生活は貧しいままで格差ばかりが拡がるのです。
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生活保護で国を圧迫してスクラップアンドビルドせよ!
コロナ禍でも浮き彫りになりましたが、我々が思ってる以上にその日暮らしの貧民は多く、貯金できないまま綱渡りの生活を送ってるワープワはあちこちに存在します。
彼等は失職した途端に生活の基盤がすぐに崩れるのに、職にありつけているうちはその不安を忘れてその日暮らしを謳歌しています。
資産がないなら堂々と生活保護を申請すればいいのですが、無駄に車を所持していたり保険に加入しているため、容易に受給申請ができないというカラクリがあります。
そこにつけこんでいるのが雇用主であり、国全体の職があるだけ有り難いと思って働けという空気(圧力)なのです。
そして奴隷弱者側は徒党を組むどころか互いをけん制し合い、「お前の方が多くもらっていてズルい!」だとか、「お前は働かずに暮らせていいよな!」とか下層同士で敵対するので上層にとってはすこぶる都合が良いのです。
本来ならば上層に対して一揆を起こすのがスジなのですが、敵わない相手にたてついても意味がないと牙をもがれてしまっているため、ストレスは自分よりもさらに弱い者へと向けられるのです。
こんな調子ではいつまでたっても現状はなにひとつとして変化しないでしょう。
変わらないという事は上層にとっては都合がよく、下層は奴隷のままということです。
奴隷が解放されるためにはリンカーンというカリスマの登場を待つのではなく、奴隷一人一人が勇気をもって改革しなければなりません。
その一歩が会社を辞めることであったり、資産を捨てることであったり、交渉する知恵だったりするのです。
奴隷が奴隷を監視する社会でどうする?
敵は本能寺にあり。
討つべきは肥えた強者であり、勇気もなく現状に甘んじてる己自身だ。