AI人工知能搭載の高性能人型ロボットが人類と共存する世界は古くからSF創作物に溢れたネタであるが、2020年現代においてソレはまだまだ一般的普及どころか実現は限りなく遠そうでガックリだ。
美少女アンドロイドと同棲生活するのが夢だった
モテないオタクの妄想といえばやっぱりコレなんですよ。
コレさえあれば人間の恋人なんて要らないし、コスパの悪い恋愛に時間を費やす必要もなくなるわけで、願ったり叶ったりです。
相手にされる事のない高嶺の花に恋していても虚しいだけで時間の無駄です。
例え恋人ができても色々あって破局したらやっぱりそれも時間の無駄です。
人はソレを経験と呼びますが、私に言わせればただの黒歴史にすぎません。
理想のデータ(性格スペック)を書き込んで理想の外装でコーティングされた美少女アンドロイドの電源をオンにすれば、いつでも優しく微笑みかけてくれるのです。
もう他に何も要らないではないか!
いいなりすぎてつまんなくなる?
いやいや、思い通りにならない対人関係にイライラしてきたので、これでいいのだ。
ツーと言えばカー。
モーとかキーとか言われて頭を抱えるのはもううんざりなんだ!
電気の恋人 -I am Programmer's Song- /* VL-3901mkII */
生身の人間よりもヒューマノイドの方が絶対にイイ理由
人間は経年劣化していきますがヒューマノイドに基本老化はありません。
ただ機能低下やバグはありえるので維持するのもそれなりに手をかけなければならないでしょうし、10年使用したらヴァージョンアップした新品に取り換えてデータ移行する必要はあるでしょう。
人間は気持ちが変わって裏切りが生じますが、ヒューマノイドは気まぐれファジー機能をオフにしておけばその心配はないでしょう。
人間は機嫌が悪い時は理不尽な態度をとられて言い争いにも発展しますが、ヒューマノイドはいつも変わらぬ穏やかな応対をしてくれるのでケンカにはなりません。
人間は忘れたりミスしたりしますが、ヒューマノイドはきちんと任された仕事を指定の時間にこなしてくれるので、予定が狂う事はありません。
人間には予期せぬ言動で傷付けられますが、ヒューマノイドは失言や暴言や嫌味を言う事はないので心が傷付けられることはありません。
siesta-nightmare.hatenablog.com
愛されない人間は虚像による愛で救われる
世の中には冷たくされて性格のこじれた残念な大人であふれてます。
彼等がそうなってしまった原因はおそらく愛情が不足しているからでしょう。
きちんと本人が満たされる形で愛情を受け取り注ぐココロの交換作業が行われていれば、役所で怒鳴り散らすような老害に変貌することはないはずです。
罪を犯す者に足りなかったものはカネかアイ。
どちらかがあれば過半数は踏みとどまれる事でしょう。
高性能人型ロボット値段はいくら?
で、いったいいつになったら世に出回り一般に発売されるのか。
価格はいくらなのか。
まずは銀行などの受付から出回るかと思うので、ペッパー君が人型にならない限りはまだまだ先は長いというものです。
そして仮に完成したとしても倫理の問題をクリアするにもハードルは高いだろうし、そこを闘い抜いてまでリスクを被って販売する旨味もないので、実現は困難を極めます。
20世紀の漫画アニメの世界では2020年には巨大ロボが活躍してましたが、現実は2000年から停滞した状態が続いてます。
タイヤレスの車すら走ってません。
しかしAIの研究は進んでいるっぽいので、20~30年後あたりにはこのようなヒューマノイドが人間と共存する日が訪れていても不思議ではありません。
おそらく最初は一体につき億を越えるでしょうから、一般人には手が届きませんが、更に十年後くらいには値下って何千万円でローンで購入できるようになるかもしれません。
そうなれば家を買って家族を養うよりも、ヒューマノイドとささやかに暮らす方が幸せと感じる人がマジョリティとなる日が来るのも想像に難くはありません。
siesta-nightmare.hatenablog.com
現状はラブドール一択か
AIで動き喋るヒューマノイドというのはあと数十年はかかりそうだし、仮に例え完成しても一般販売はフェミニストやらの妨害により断念させられる可能性も極めて高い。
昭和の時代で考えたら2020年なんてヒューマノイドが普通に働いてる未来だと想像してたのに、現実は21世紀に入った途端に進化が止まってしまいました。
なので現状はラブドールで我慢するしかないというものですが、このラブドールがひっそりとものすごく近年進化してまして、昔のビニール製のダッチワイフとは全然違くて、観賞用として愛でる目的も兼ねた上での実寸型人形が製造されてます。
ラブドールは所詮人形の域は越えられませんが、それでもウィッグや洋服を着せれば理想的な愛らしい姿の女性として傍に置いておくことができるので、癒しとして充分な需要があるでしょう。
それが10年前までは50万円以上したものが、近年では10万円代で購入できるほどに値下がってきた事は見逃せません。
ヒューマノイドはまだ無理だけど、寂しい男性はまずはドールとの生活に飛び込んでみるのも一興かと思います。
心理的にかなりハードル高いですし、ひとり暮らしじゃないと難しい面もありますが、ドールの世界はこれから確実に開けていくものと思われるので要チェックです。
ヒューマノイドと暮らす未来
その頃には少子高齢化が進行しきって70%が高齢者で、高齢者が若い外見のヒューマノイドを連れて歩くという歪な景色が見られることでしょう。
人間同士で結婚してるカップルの方がマイノリティとなるけど、ヒューマノイドとの婚姻も法で認められる日がくるかもしれません。
ヒューマノイド婚をしてる者が蔑まれるのは最初の数年で、数が逆転すればその風潮もなくなるでしょう。
しかし子供の数は減る一方なので、当然子供のヒューマノイドが生産されるでしょう。
しかし成長できないので急に体を成人型にバージョンアップする事になるので、その点どう改善するかを議論していくことになるのでしょう。
未来が楽しみです。
長生きしなくては。
⇩CLAMPの名作「ちょびっツ」。
ヒューマノイドを扱う物語では個人的にナンバーワン作品です。