2019年の個人的ニュース1位は本気でブログを始めた事に他ならないが、85位は同人電波歌手の桃箱が3月に突然ツイッターで引退を表明して消えてしまった事である。
私はここ三年間くらいはもうずっと中毒のように同人系萌えキュン電波ソングばかりを聴いておりまして、中でも一番お気に入りでほぼ毎日のように聴いていたのが桃箱という名のニコ動発合法ロリ幼女の唄うアグレッシブでエキセントリックな歌だった。
桃箱引退!同人系萌えキュン電波ソング歌手の9年間
個人的音楽変遇の歴史
90年代はJ-POP(小室ファミリー大好き)、21世紀以降はアニソン声優系と中田ヤスタカ界隈を聴いていたが、初音ミクが現れた頃からエロゲーから派生した電波ソングなるものも積極的に触手を伸ばして聴き始め、桃井はるこからI'veやMOSAIC.WAV、IOSYSまでで、あと一歩ニコ動から産声を上げる直前の時期だった為に桃箱までは辿り着くことが出来ず、その後はアイドル声優の小倉唯やプチミレディ(竹達&悠木)あたりにユンユンしておりました。
ちぃむdmpは名曲ぞろい
3年前の夏、子供を配偶者に連れ去られて独り途方に暮れて死にかけていた私を絶望の淵から救ってくれたのがyoutubeでみつけた萌えキュン電波ソングでした。
ピコピコした電子音とポップなメロディに乗せてキュートな世界観を萌え声で歌う旋律は、今にも死にそうな私に元気と悦びを降り注ぎ、生きる活力を目覚めさせてくれるものでした。
33歳を過ぎたら新しい音楽を聴かなくなるという説が以前あったけど、私は40歳を過ぎてから電波ソングの虜になり、今でも萌える新曲を探している。
【ちぃむdmp☆】 噛むとフニャンをかみまみた 【歌ってみた】
⇧はカバーだけど、質の高いオリジナル楽曲がいっぱいあって、youtubeで聴けるのに何故かどうしてもCDで欲しくなっちゃってポチッと買えるだけ買い漁るほどでした。相方の愛原圭織(青)の声もまた良すぎ!
盟友ななひら
萌え電波界における10年代の第一人者として圧倒的な数の歌を量産してきたのがななひらであり、桃箱とななひらが組んだユニットもいくつかあり、共に同じサークルから活動を広げて潰し合うことなく人気を高めていき、現在もななひらはオタの期待に副うクオリティでコンスタンスに年3枚はCDをリリースし続けている。
ななひらの声は桃箱ほど幼女ぶりっ子はしていないので、安定した声量で聴き心地良く、アップテンポな曲多めで気分をアゲアゲにしてくれる作用をもたらしてくれるので、重宝している。
⇧ななひら、ココ、桃箱の三人によるユニット
そしてVTuberへ
どうやら桃箱は姿形名前キャラを全て変えて新たにVTuberへと転身したそうである。
だが私はソレを追いかける気にはなれず、今も桃箱名義の過去の歌を聴いている。
アニメ絵の美少女は好きだが、VTuberを見る楽しみ方を私は知らないし、その新たな世界に没入したいとも思わない。(年なのか?)
アイドルも同じで、アイドルの歌う曲を聴くのは好きだが、アイドルの活動を追いかけたいとは思わない。
桃箱は活動を辞めてしまったけれど、中の人は新たにVTuberとして精力的に活動している。(周防パトラでほぼ確定)
けれど桃箱としてのキャリアを捨ててしまうにはあまりにもったいないし、本来二足の草鞋で活動を平行することもできたはずであるので、そのうち気まぐれカムバックを果たしてくれることを彼女には大いに期待している。
彼女の歌声に癒され活力を貰ってるファンの願いはきっと届く、はず。
桃箱かむばっく!
音楽の未来
もうお店でCDを購入することはなくなったし、CDはオワコンと言われて久しいが、実際のところどうなんだろう。
確かにyoutubeで視て聴ければ充分であるし、スマホからDLして手軽に聴ける方が好ましいわけで、わざわざCDを手に取る必要が全くないと言える。
しかしそれでも本当に好きになった音楽は形として持っておきたいという心理が働くのもまた然りで、これからは購買意欲の高いコアな熱いファンを取り込めるような歌手だけがCDを売り上げる事ができるのだろうし、それはメジャーレーベルからでなくともインディーズでも充分可能で、まずはかつての初音ミクや現在の米津玄師のように、ネットで無料であげられた曲に純粋な評価がついて、そこから爆発するというレコ社を通さない健全な道筋が示されたことで、才能が発掘される敷居は昔と比べて俄然低くなり、ユーザーがアーティストを育てていくスタイルが確立した感がある。
若者が昭和歌謡に目覚めたり、老人がキュウソネコカミに触れる事だってありうるこのネット環境はプラスの面が圧倒的に大きいのだから、CD市場が廃墟になっても音楽はこれからも止むことはないだろうし、全然まったく問題ない。
⇩簡潔にまとめられた代表的同人系萌えソングの紹介一覧記事。
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