鬼滅の刃がすごいことになっている。
エンタメ界の今年の夏は半沢直樹ブームだったが、秋になった途端に鬼滅ブームに様変わりし、映画も公開してその興行収益の数字がえらいことになっている。
現在150億円を越えて200億に迫る勢いであるが、まだまだ伸びることから2位の「君の名は」の250億はすでに射程圏内に捉えたと言っていいのではないか。
日本映画歴代1位収益の「千と千尋」の308億円という数字も、今の「鬼滅の刃」にとっては通過点かもしれない。
その根拠を紐解く。
画像出典元:
鬼滅の刃が千と千尋を興行収入で抜き歴代1位となる根拠
映画公開前に地上波で総集編を二週に渡り放送
異例の大ヒットのきっかけは間違いなく上映前にフジテレビでプライムタイムに放映された総集編による効果が非常に大きいと思われる。
鬼滅の刃というタイトルは知っているが、まともに鑑賞したことはなく、気になってはいるという大人はこれまで多かったはずだ。
かくゆう私もその一人である。
アニヲタのくせに、いやアニヲタだからこそ、ジャンプ原作の王道少年漫画など観る気にもならなかった。
しかし映画公開前に地上波でテレビシリーズの総集編をやるというので、タダだしせっかくだから品定めしてみるかと思って見てみたら‥引き込まれて最後まで想定した以上に楽しめてしまったんですね。
でもね、ここで終わってたらまだ印象としては弱かったと思います。
やはり2週目、2週連続で総集編後半を放送したのが大きかったと思います。
2クールのテレビシリーズ総集編となるとまとめるのも大変かと思うのですが、初見の視聴者的にはさほどブツ切り感を感じることなく、むしろテンポよく快適に見ることができました。(それもそのはず15話~21話を丸々放送しただけ)
テレビシリーズは昨年、漫画は今年完結していた
そもそも「鬼滅の刃」のテレビアニメはローカル局TOKYO MXで昨年の4月~9月までの深夜放映であり、ジャンプ原作漫画であったことから小中学生と女オタの間では結構な人気を獲得していたが、一般的に話題となったのは今年の春に原作漫画が連載終了したというあたりで、そこからコロナ禍も重なりアマプラなどの動画視聴で鬼滅の刃のテレビシリーズを一気見するライト層が増え、口コミでその良さが伝わり始める。
小学生の子を持つ親なら子供に「水の呼吸~壱の型!」とかわけのわからないことを言いながら攻撃された事があるはずだ。
うちの子は漫画もアニメも見ていないのに主要キャラの名前だけは何故か知っていた。
どうやら子供内で相当流行ってるらしいなという気配は感じられた。
その流れでの満を持しての劇場公開と地上波おさらい放映なのである。
最初怖いと言って観るのを躊躇っていた息子も、第一夜の途中から最後まで見て、第二夜の蜘蛛編は一緒に夢中になって見てしまった。
その更に翌週昼に放送された22話~26話までの無限列車へと繋ぐエピソードも鑑賞。
鬼滅の刃が千と千尋を越えられる理由
単純に今のペースで行けば最終的には400億も見えてくるのではないかと予測されるが、他にもいろんな好条件が重なっている。
- コロナ禍による客席制限措置で逆にフル回転上映
- 親子で見に行く層が圧倒的なので2倍~3倍の集客力
- コミックス最終巻が12月に発売される
- 年末年始の効果
- 他にライバルとなるビッグタイトルがなく不作
以上のことから風向きは鬼滅の刃一辺倒であり、年明けまで興行収益は伸びそうだ。
鬼滅の刃の映画見に行く?
息子が行きたいと言えば行こうとなりますが、言わないので行く予定はないですね。
コロナ禍なのにわざわざ映画館に出向くなんて意識低すぎなんじゃないかと思いますね。
そもそも内容は漫画で読めてしまうらしいじゃないですか。
コミックスが二十数巻程度で完結してるっていうのも丁度良いし、全巻購入してしまいたくなるミーハー心も解らなくもないですね。
ただやはりアニメのクオリティの高さを再確認することとなるので、こと鬼滅の刃に限っては漫画よりもアニメの方が見やすいものと思われます。
主人公炭次郎の鬼にも温情をかける優しすぎる性格‥嫌いじゃないです。
無限列車の来年のテレビ放映が今から待ち遠しいですw