独身でセミリタイア生活を実践している人はそこそこ居ると思いますが、それでも実際はまだまだかなりのマイノリティでしょう。
ですが結婚していて働かない無職となると「ヒモ」とか「ろくでなし」のイメージでして、世間からは総スカンです。男女差別も甚だしいですけどね。
それでも奥さんに喰わせてもらってるだとか、親の援助とか想像は容易につくものです。
今回私が挙げるのは、離婚して親権を持っていて無職という、シングルの存在についてです。
シングルマザーのイメージは育児と仕事に追われて一馬力で大変というテンプレ型のレッテルを貼りがちですが、無職で育児に専念してるという方も少数ながらもいるはずです。しかも実家暮らしだったら一気に楽勝イージーモードです。
しかしシングルファザーで無職ってみなさんイメージできますか?
一時的に求職中という方はおられるでしょうが、ギリケン(ぎりぎり健常者)のコミュ障故に苦痛だからもう働きたくないという確固たる信念に基づいて、完全リタイア生活と並行して専業主夫を貫いているシングルファザーというのは、この狭い日本中でこの私ただ一人なんじゃないかと思っています。どうでしょう?(なにが?)
離婚して親権持てば働かないでリタイア生活が実現可能です
今現在既婚者の家族持ちだけど離婚したい、もしくは仕事を辞めてのんびり生きたいと思っている社会と家庭の歯車化した男性は、自分を押し殺しながら日々ストレスと闘い摩耗していることと存じます。
でも自分のその望みは両方とも現実的に無理だと勝手に秒速で諦めてやしませんか?
そんなことないです。
全然実現可能です!
嫁が嫌なら離婚するべきだし、働きたくなければ逆に子供を養育すべきです。
ただ妻側に親権を主張されてしまうと男性が親権を持って離婚する事はほぼ無理となってしまうので、裁判所を通さずになんとしても協議の話し合いで嫁を説得する必要があります。
面会し放題、今なら慰謝料大盤振る舞いの口約束で好条件を叩きつけ、このご時世母子より父子で育てる方が安心安全であるなど無根拠な主張を自信満々に語れば、意外と応じる妻はいるものです。(再婚するなら子無しの方が絶対いいとかなんとか)
その代わり親権を獲得できた際には、全力で家事育児に専念するべきで、外へ出て働かないという強い信念が必要となります。
プロの主夫にジョブチェンジする覚悟ってやつです。
そのくらい「働くより主夫がいい!」と強く思えるのなら、その夢は実現可能です。
子持ちシングルは手厚い社会保障を受けられます
〇親医療手当
医療費が親子そろって無料になります。
歯医者行き放題です。
児童扶養手当
通常の児童手当(月一万)とは別に片親だと最大月四万数千円もらえます。更に東京都在住だと一万数千円別途もらえます。
弱者救済支援策ボーナス
有料指定ごみ袋が年一回一年分タダでもらえます。
コロナ禍であるため、特別給付金がボーナス的に頂けます。
非課税無職だと年金免除&国保最低額
一年目こそ働いていた昨年の収入を目安にした税設定をされますが、二年目以降は国保など最低金額で済みますし(年数万円)、年金も申請すれば免除にできます。
給食費や学校行事経費も免除
子供の給食費や教材費なども無料&還付されます。
修学旅行費もランドセル代も制服代も国が全部払ってくれます。
事実上小中学校にかかる経費はほぼ無料となります。
毎日の家での食費なんてたかが知れてます。
働きたくなければ独身より子供が居た方がいい
家族持ちより独り身の方が自分の食い扶ちだけを稼げばいいのだから気楽である事は間違いないのですが、それでも最低限は稼ぐ必要があります。
しかし子持ちシングルであれば上記の社会保障が受給できるため、結果的に独身よりも稼がなければならない目安は少なくなります。(例:独身が月に10万必要ならシングルは補償を差し引くと5万程度)
セミリタイアを目論むなら子持ちシングルが最も穴場の近道と言えます。
子供を育てるのにお金がかかるというのは悪質なウソです。
それは塾や習い事や私立校や大学への進学にかかる教育費が大半を占めるのであって、それらをカットすれば生活費だけに納まります。
むしろ子無しでも嫁を養う方がカネがかかります。
その意味でも絶対に離婚した方が経済的です。
子供が成人するまでが自己実現の猶予期間
しかし子供が18歳(高三)の年までがその恩恵を受けられる期間なので、子供が高校を卒業した途端に上記の社会保障は全て剥奪されるので、そこからは自力で生きていけるプランは立てておかないとなりません。
子供が就職して自宅から出勤する場合は給料を家に入れてもらって子供に喰わせてもらうという情けない手もないことはないですが、それだったらば家を出て自由に羽ばたいてくれた方が健全だとは思うので、そこは純粋に子の自立を望みたいものです。
そのためにもいつまでも子供に依存するような親であってはならないのです。
いよいよ高齢独り身という過酷な晩年が待ち構えることとなりますが、離婚を選んだ者の宿命として受け入れねばなりません。
私は寂しいという感情が欠落した人間嫌いなので大丈夫ですが、普通の人はここから鬱状態に病む危険が孕んでくるので、その場合は躊躇せずに役所へ相談しましょう。
貯金が尽きた時は生活保護申請という安心プラン
いまどき50代60代でもバイトの需要はあるので細々と暮らしていく事は全然余裕であるはずですが、自分が思ってる以上に体力と気力が低下してくるものらしいので、働くことがどうしても苦手な人なら思い切って生活保護の申請をするというのも生きる術です。
生活保護は恥ずかしいことでもダメなことでもなく、国民の正当な権利です。
色々と監視されたり規制もあるかもですが、今や生活保護受給者は特権階級です。
私も貯金が尽きた時には速やかに申請するつもりですが、貯金が減らない間は自力で抗うつもりではいます。
ただいざとなったら最後のセーフティネットとして生活保護があるというのは精神的に非常に心強く感じます。
保険に加入するよりコスパ最強でしょう。
労働が死ぬほど嫌な人は子供を引き取って育てよう
結論としましては働きたくなければ子供を養育しているという既成事実が、最も社会的に見逃してもらえる隠れ蓑となるということです。
子供がいなければ施設から扶養する子供を引き取るというのもひとつの手ですが、無職の状態だとその資格ナシと断られてしまうので難しい所です。
やはり自分の子を育てるのが自然ですから、それ故に未婚シングルマザーが増えてる現状はものすごく腑に落ちるというものです。
それでも少子化が加速している以上、今後もシングルマザーに手厚い保証をしてでも子供を産むことを政府は推奨するでしょう。
でもそれでいいと思います。
ある程度お金がないと結婚出来なかったり子供を育てられないという常識をまず破壊しなければ少子化を食い止めることはできません。
これからはお金がなくても結婚できるし、子供も産んでいいという安心制度をもっと若者に知らせるべきなのです。
子供は親の負担100%で養育するものだと思いがちですが、これからの社会は国全体で子供を育てていくものなんだということを、我々も知っておくべきなのです。
お金が減っていくのは嫁に財布を預けているからというのが事の真相なのです!
離婚して子持ちシングルになることで幸せの扉は開きます。
勇気を持って一歩踏み出しましょう。