よくテレビとかでも素人が意中の相手にカメラの前で告白するのあるじゃないですか。
まぁほとんど玉砕しますよね。その方が面白いし。
これだけでも学べるはずなんですけど、基本的にどう転ぶか判らないような状態で賭けに出るような告白は絶対にしてはいけないんですよ。
告白するなら確実にOKが貰える自信がある場合のみ、けじめとして行うならアリですが、イチかバチかで見切り発車するような告白は全てをぶち壊してしまう可能性が極めて高いのでやめましょう。
告白してはダメ!
告白をしようと決める心理というのは、もうツラくて白黒ハッキリさせて片想いの状況に終止符を打ちたいという自分の都合というものが大半を占めていて、そこに相手を思いやる気持ちというのは完全に欠落してるので、ひどく自分勝手で追い詰められた状態の精神不安定者に見えるんですね、告白される側から見ると。
告白の成就率が低い理由は、相手からすると「どうどうどう、いったん落ち着こうよ、まだそのタイミングじゃないでしょ、もうちょっとイイ感じの関係をキープしていようよ」といった感覚と温度差のズレが生じてるからなんですね。
だからこそ焦っちゃダメなんです。
一世一代であればあるほど、機を見失うくらい本来その気持ちを大事に育てるべきなのです。
恋はマウント~惚れたら負け
モテないみなさんは告白された事なんておそらくないでしょうけど、仮にですよ、仮に告白されたらって想像してみてください、恋愛感情のない相手から。
すぐ好みの相手からの告白を想像する人は夢みる少女脳確定です。
現実はそうじゃありません。
嫌いではないけど、友達としてなら全然いいけど、でも全く恋愛対象ではない。
そうゆう相手から突然告白されるというのがリアルなんです。
ね、微妙でしょ?困るでしょ?
ただひとつ言える事はこの瞬間に立場は完全に優劣が明確になるという事です。
告白する側は告白を受ける側に対して、もう頭が上がらないということです。
告白を受けると気持ちいいのは潜在的にマウントがとれるからなんです。
相手は自分に絶体降伏をしている。これだけでエクスタシーです。
逆に告白をしてしまった側は「あなたの為ならなんでもします」と言ってるようなものなので、それは「参りました」と言ってるのと同義なんです。
初恋は実らない法則
何故初恋は実らないのか。
それは初めての感情を抱えてどうしていいか判らないからです。
だから告白できずに終わるというのが一般的かもしれません。
統計上86%が実らないそうです。
私も告白して玉砕したクチです、ハイ。
好意を伝える行為
何も直情的に告白しなくたって好意は相手に伝わるものです。
だから決定的な事は言わずに、遊びに誘ったり、重くならない程度のプレゼントをしたり、相談ごとをしてみたりして、じっくり仲を詰めていけばいいのです。
決定的な事さえ言わなければ立場は同等ですし、そのうち相手がモヤモヤしてきて、じらす程に逆転現象も期待できます。
余裕を持って恋を楽しむというのが大事です。って言うは易しですけどね。
要するに恋してる状態というのは余裕がないからテンパってしまうんですね。
それを悟られないように頑張って隠しながら接するのもまた醍醐味ではありますけど。
片想いこそ至高
結局のところ告白してつきあえたとしてもラブラブな期間なんてたかが知れていて、そのうち嫌な所がいっぱい見えてきてつきあった時点でマイナス査定方式に変わります。
気持ちの高鳴りのピークはつきあう前だった事に気付きます。
恋人同士としてデートするよりも、恋人未満の状態でお出掛けする方が楽しいのです。
何が好きなのかな?笑ってくれるかな?イヤじゃなかったらいいな…。
そうゆう気持ちを他人に対して持てる瞬間というのは人生でそんなにはありません。
なので恋をしてる渦中は胸が苦しかったりもしますが、まさに「生きてる」を実感できる最良の時間であるので、できるだけ長く楽しめるようにその気持ちを大切に育てましょう。
ラブソングがウケるのは片想いの美しさを表現してるからなんです。
少女漫画が何十年も進歩しないのも、初恋は文化だからです。
人が人を好きになるということ。
その気持ちを持てただけで、魂はすでに昇華されているのです。